人工物を用いた乳房再建について(虎の門病院)

虎の門病院乳腺内分泌外科・形成外科の患者の皆様へ

2019年7月25日報道(アメリカFDAによるリコール)にありましたアラガン社製のエキスパンダー、インプラントについて(悪性リンパ腫発症のリスクが高いとされ商品がリコールされた問題)


①7月30日以降、乳がんの手術予定の方へ 現在、乳房再建用のエキスパンダー用のインプラントが使用できなくなっており少なくとも7月30日~8月2日に同時再建(一次再建)を予定していた方は、再建の中止、あるいは手術の延期とさせていただいています。8月5日以降の手術に関しましては、株式会社高研のエキスパンダーが準備できた段階で同時再建手術を再開したいと考えていますが、現在時期の目処が立っておらず、個別にご相談させていただいている状況です。9月29日時点での状況ですが、高研のエキスパンダーの入荷状況は確実ではありません。ただアラガン社のスムースタイプのインプラントの入手が11月1日以降、可能と見込まれており、一次一期再建(直接インプラントの挿入)が可能な方の手術予定は組める状況になっています。


⓶現在エキスパンダー挿入中の方へ 

2019年11月1日以降、スムースタイプのインプラント(アラガン社製)への入れ替え手術が可能と見込まれています。


③アラガン社製のテキスチャードタイプのインプラント(表面がざらざら)への入れ替えが終了している方へ 問題となっている悪性リンパ腫のリスクはかなり低い頻度であり、少なくとも急な対応は不要とされており、FDAからも入れ替えは特に推奨されていません。このため順次外来でお話していきたいと思います。


なお虎の門病院の患者さんで、主治医とのコンタクトを希望されておられる方は、下記メールアドレスにご連絡ください。

               h-kawabata@toranomon.gr.jp          

<関連する新聞等の記事は アラガン、リコール で検索していただくと閲覧できます。>


文責 2019年7月28日 乳腺内分泌外科部長 川端英孝

乳房再建手術について

(右乳頭乳輪温存皮下乳腺全摘・インプラント再建 虎の門病院)